ブログの書籍化の相談をいただきました。まだ成約はしていませんが、面白い話になって発想が広がります。
いろんな人と話すのっていいですね。
■ブログの書籍化
最初にお断りしますが、その場では必ずしも電子書籍は必要ないアイデアじゃないと思いました。成約に至っていないのはそのせいです。
相談いただいたのは、旅行ブログの運営を数年書き溜めているというAさん。
(本人の希望により紹介しません)
日々のアクセスは400~700。さる中堅ブログサイトから週1~2回ていどの更新です。
独特のユーモアもある上に、動物との触れ合い描写がすばらしいんですね。撫でるにしろ食べるにしろ写真でその思いがよく伝わってきます。
Aさんが言うには、最初にブログの書籍化を思い至ったのはブログサイト自体のそういうサービスがあったこと。発表当時はまだ漠然としていて、単純な憧れの域を出なかったそうです。
それも更新が続き、一定のアクセスやファンの声を集めるうち、気持ちもだんだんと本気になってきました。時間を見ては情報を集めるようになり、いろいろと検討をするようになったそうです。
僕のところに相談してきてくれたのは、そういう比較検討の一環だったと言います。魅力に感じたのは、自分の力だけではなく企画や編集にも携わってもらえることが魅力的だったこと。
相談自体は40分ほどで、いろんなアイデアを投げ合いました。
■とがった内容なら講演業も選択肢に
話を聞いて、Aさんのしたいことは『講演で食べること』かと思いました。その感想をそのままぶつけてみると、「そうかも」と自分の内面に出会えたような雰囲気。
講演で食べていくとなると、そういうAさん本人を含めたプロデュース計画は必須です。
もちろんブログをしているぐらいですから、自分の持ち味をキャラクター化していくことには異論はありません。問題は、ブログで見せてきたイメージのように、自分が話すことができるだろうかということです。
AさんとはGoogleのハングアウト(ビデオ通話機能)で対面したのですが、特に話ベタという感じはありません。むしろ、積極的にオチもつけるし聞き役の僕も爆笑が絶えませんでした。
講演業、イケるんじゃないですか!
しかし開催する場所で人が集められるかが重要。
Aさんのブログのアクセス解析によると、読者の大半は東京に集中しているようでした。
とこがAさん自身は関西圏の人間。交通費と会場費をその場で調べると、人数なり参加費なりに許容できないしわ寄せがかかりそうです。アイドルのプレミア席並みですからかなりのものです。儲けなんて出ないんじゃないでしょうか。
「ブログに動画とか入れて期待感を高めていったらどうですか? しゃべりもイケるよ、というアピールになりますし。」
「いやあ、けど機材とかが」
「そんなもの自分の部屋でスマホで撮れば充分です。ニコ生(ニコニコ生放送)の人気番組だってそのレベルですよ」
「そうなんですか」
「あと、販売そのものにも慣れてもらう必要があると思います」
「あ、そこで本を出すんですね」
「僕のところで出すなら販売向けじゃないと思いますよ。コストが合わないと思うし」
「あ、他の動画とか売ってもいいか」
「そうですそうです。そんな感じです」
「けど講演とかにつながるように作るわけですよね…」
「ね? プロデュースって感じのこと考えないとできないですよね」
「ははあ、わかってきました。結構難しいですね」
■旅行記=修学旅行=学校向けを狙う!?
話はキャラクタービジネスという方向に入ってしまってうまくまとまりませんでした。
そのあと通話を終えてからよく考えると、やはり講演活動につなげたい人向けのブログも、電子書籍化した方がいいなという考えが出てきました。
というのも、会場を借りるなり後援者を募るにしても、ブログだけでは説得力が薄いからです。
たとえば、修学旅行を控えた中学生向けに狙いを絞ってみるのもいいかもしれません。
当然、学校に営業するわけですが、まず地元の学校に直接うかがうなり手紙を書くなりして交渉してみるわけです。そういうときに担当者が調べるというシチュエーションを想定して本を作るとかいいですよね。
学校がお客さんになるなら、けっこう仕事が切れなくていいと思いますよ。最初の1つを取れれば大きいと思います。
ビジョンサポートでは、あなたの本で仕事を取ることを目的に電子書籍を作ります。
まずはご相談ください。
ラインやスカイプなど、ハングアウト以外のビデオ通話も用意しております。
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