2016年8月3日水曜日

電子書籍を使ったアイデア:塾の場合



ビジョンサポートの保枝です。
僕は電子書籍のビジネス利用をお勧めしています。これは、信用度アップのためであって、電子書籍そのものの販売目的ではありません。なので名刺やチラシに載せて相手の心にスキ間を作って話を進めるよう著書でも紹介しています。

とはいえ、まったく中身の無い本を作っても、たまたま読んだ人から変な噂を立てられてしまいます。そんな結果は本末転倒ですよね。だから中身もしっかり作った方がいいと思います。

で、今回いくつかの業界の方々から相談を受けました。
内容としては、まさに中身のことです。実は本来有料で行っている編集・企画の部分だったのですが、非常に真剣に悩まれているケースが多かった印象です。僕もこのあたり、すこし柔軟にするべきと再考しております。

あくまで参考でいいのですが、ケースの一つ。
たとえばお仕事が塾の場合、僕だったらこんな電子書籍の使い方をする、という3つの話です。


■その1:問題集


電子書籍の強みと弱み双方織り交ぜた提案です。

まず強みの話なんですが、電子書籍というのはスマホやタブレットといった端末を使います。だから、当然ネットにつなぐこともできます。

なので、解答や解説に動画リンクを張ってしまうという方法があります。そんなこともできるんですね!

動画自体はユーチューブのような無料動画で構わないと思います。暇つぶしに動画を巡回している人が行き当っても意味が分からないと思いますが、それが問題解答に当たっていた生徒の立場としてはどうか?

特に算数・数学なんてそうなのですが、解説を読んでも「わからない」という生徒が多いんですね。僕もそうでしたから(笑)

なので、動画を使って解説する。

当然、この解説をする方は、塾の勧誘説明を担当する方が一番ベストです。だって、実際に会った時に「あ、あの先生だ」ってなりますからね。

撮影自体はスマホ品質で十分です。100円ショップで売っているような脚立に載せて撮影すればいいと思います。

もちろん、ただ解答解説をするだけでは集客につながらないと思います。そこは要注意です。

で、弱みなんですが、紙じゃないから直接書き込むことができないんですね。あと、この問題集自体が当たっても、ほかの塾がそのまま導入することができるという点。

電子書籍を使った宣伝というアングルの場合、勉強を教えるというのはあまり得策ではないと思ってます。そこは塾が本来持っているコンテンツで勝負するべきだからです。


■その2:テスト対策問題集


地元中学校のテスト範囲や使っている教科書、受験関係であればその塾の範囲にある具体的なターゲット校の受験情報です。

とにかく生徒から聞きまくるのが大切だと思います。

高校受験ぐらいからは、過去問みたいなものも売られますよね。当たり前になってくるのは大学受験からかな。ただ、あえてそういう宣伝をすれば認識されますよね。ひとつの手として考えるのであればいい作戦ではあると思います。

たとえば1年以上やっている塾であれば、生徒がどういう間違いをしやすいかという傾向ぐらいはお持ちだと思います。そういう内容の対策テキストを作るんです。スキルのある方であればむしろそういうのやりたいんじゃないでしょうか。

もう少し具体的にするのであれば、その生徒の成績の層毎に作ると喜ばれます。60点取りたい生徒と100点取りたい生徒とでは、解説に要する労力もポイントも異なりますよね。

もちろん、要所要所に卒業生の事例なども取り混ぜて紹介することは大切です。親子の関係やら、塾への感謝の垣間見えるエピソードなんかがあればいうことはありません。考え込みすぎているときのアドバイスとか、そういうのを入れると、次第に地域の父兄や学校に対してセミナー(講演会)の依頼ぐらいもらえるようになるかもしれませんよ。


■その3:学校に詳しくなる


この案は高校受験ですると効果てきめんなんじゃないかと思っています。

現代は検索時代ですから、どうあっても受験やらも検索されるようになります。

僕でしたら、特定の高校に取材します。できるのであれば、校長や生徒にインタビューした記事を載せます。受験関係者だってこの本買うようになりますよね。だから校名の出せる本がリリースできるんです。

学校名を検索したら出る本の名前、そして塾。これはよくないですか?

この方法のメリットとして、たとえば勉強を教えるのがあまりお得意ではないという塾オーナーの方も実行しやすい点があります。

こういう取材などを重ねていると、自分の受け持っている塾生以外の視点を持つこともできます。

地元住民は各塾をひそかにランク分けしているものです。僕が中学生時代に住んでいた熊谷市のある地域では、小泉塾という頭のいい子が通う塾があり、ほかに○○塾というところに行っていると「あいつバカ」という烙印が押されたものです。ええ、僕は○○です(笑)

この学校情報をきちんと取材していくことで、自信をもって進路指導をすることができると思います。偏差値とは違う次元で生徒に勧められる学校も出てくるでしょう。

親も子もそういう塾に出会えたらメロメロじゃないですか?



電子書籍の強みはページの量を少なくしてもいいし、値段が少なくてもいいこと。

まずはあなたのお仕事の例でご相談ください。

原稿があれば9800円、企画編集込みであれば+29800円の39600円で受注しております。



使い方のアイデアとしてお読みください。





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